Journal / 2026.05.20
JOURNAL Lesson Report / Single Parent Support

呼吸と声の余白が生まれた時間。 ひとり親サポートよこはま × CoeCoq レッスンレポート

ひとり親サポートよこはまさん主催のサロンで、CoeCoqが「身体・呼吸・声」から整えるレッスンを担当しました。
この記事では、参加された方の個人情報には一切触れず、主催者であるひとり親サポートよこはまさんの取り組みと、当日の場の空気を中心に振り返ります。

ひとり親サポートよこはま 横浜市委託事業 身体・呼吸・声 レッスンレポート

「声を整える」は、相手に伝わるためだけではなく、自分に戻るための時間でもあります。

5月14日(木)、ひとり親サポートよこはまさん主催のサロンで、CoeCoqが「身体・呼吸・声」をテーマにしたレッスンを担当しました。
日々の暮らしの中で、気づかないうちに肩に力が入り、呼吸が浅くなり、声も少し急いだり硬くなったりすることがあります。

今回の時間は、声を上手にするためだけの講座ではありません。身体をゆるめ、呼吸を取り戻し、本来の声の響きに少しずつ戻っていくことで、親御さん自身が少し楽になるための時間でした。

ひとり親サポートよこはまさんについて

今回の主催は ひとり親サポートよこはま さんです。

ひとり親の方が、暮らし・子育て・仕事・地域とのつながりの中で、ひとりで抱え込まなくて済むように。 相談や講座、情報提供を通じて、現実の生活に寄り添う支援を続けていらっしゃいます。

今回の開催に込められていた思い

主催者の方からは、ひとり親の方に「声」のレッスンを体験していただき、家庭や地域、職場でのコミュニケーションに少しでも自信を持ってほしいという思いを伺いました。
また、日頃緊張して肩に力が入っているお母さんたちに、息を抜く時間を過ごしてほしい——その願いが、今回のレッスンの土台にありました。

CoeCoqとしても、この視点に深く共感しました。 「声」は単なる技術ではなく、その人が安心して場にいられること、誰かとつながること、自分の言葉を届けることに関わっています。 だからこそ、ひとり親サポートよこはまさんのような地域の支援の場で、声と呼吸のレッスンを行えたことは、とても意味のある機会でした。

当日の様子

当日は、身体をゆるめるところから始まり、呼吸、声、そして相手の声を感じるワークへと進みました。
写真は、当日の空気が伝わる一枚のみを掲載しています。

ひとり親サポートよこはま主催の声と呼吸のレッスンの様子
※参加者の個人情報に関する内容は掲載していません。

レッスンで行ったこと

今回のレッスンでも、声をいきなり出すのではなく、身体がゆるみ、呼吸が戻り、そこから声が自然に出てくる流れを大切にしました。

1. 導入

スタッフ紹介のあと、「声は何歳からでも変わる」という話から始めました。声を才能や性格だけで決めつけず、身体と呼吸から整えられるものとして共有しました。

2. 股関節・ウエストをゆるめる

股関節やウエストをやさしくゆるめ、ウエストまわりで呼吸を感じる準備をしました。まずは、がんばる身体から少し離れる時間です。

3. 骨盤・脊椎・肩甲骨と呼吸

骨盤、脊椎、肩甲骨の動きと呼吸がつながる感覚を探しました。呼吸を「胸だけ」「喉だけ」で行うのではなく、身体全体と一体化させていきます。

4. 声のメンテナンス

喉のケアや、喉まわりをやさしく整えるストレッチを行いました。声を出す前に、喉が安心して動ける状態をつくります。

5. 本当の自分の声を思い出す

まずはラクになること。そして、響きを少しずつ深くしていくこと。声を作り込むのではなく、自分の内側にある響きへ戻る時間でした。

6. 響きのキャッチボール

目に見えない声を、印象や感覚として受け取り合うワークを行いました。相手の声を評価するのではなく、響きの質を感じてみる時間です。

7. 振り返り

最後には、たくさんの質問や相談をいただきました。声や呼吸への関心が、日常の困りごとや、家族・職場・地域でのコミュニケーションとつながっていることを改めて感じる時間でした。

主催者の方が感じてくださったこと

レッスン後、主催者の方からは、場の雰囲気や参加者の変化について、とても温かい感想をいただきました。

和んだ雰囲気と一体感

講師陣の声かけや進行もあり、会場は打ち解けた雰囲気に。笑い声も聞こえ、ペアワークを通じて自然な一体感が生まれていたとのことでした。

取り残されない安心感

終了後も参加者同士や講師との会話が続き、初参加の方も含めて、ひとりも取り残されることなく参加できたように感じた、という言葉をいただきました。

話すことへの怖さがほどける

交流会でも積極的に話される様子が見られ、レッスンを通じて「話をすること」への怖さが少しやわらいだのでは、という感想もいただきました。

また体験したい、継続したい

アンケートからも「もっと体験したい」「継続したい」という声があり、次回テーマとして絵本の読み聞かせレッスンなどの可能性も挙がりました。

PTAなど保護者の学びの場、高齢者施設、子育て支援拠点など、声と呼吸のワークが役立つ場の広がりについても、主催者の方から具体的なイメージをいただきました。

参加された方の声

アンケートでは、サロン全体の評価として、回答者全員から「とても良かった」との評価をいただきました。
以下は、個人が特定されない形で内容を整理したものです。

印象に残った学び

  • これまで学んだことのない方向から、声や身体について学べた。
  • 声の出し方や届け方がわかりやすかった。
  • やさしい動きなのに、日常に活かせる大きな変化を感じた。
  • 自分の身体に向き合う時間になった。
  • 声の大切さを、あらためて感じられた。

参加のきっかけ

ボイストレーニングへの興味、自分の声や響きへの悩み、子どもに伝わる声を学びたいという思い、年々声が出しづらくなっているという実感などがありました。

役に立ったこと

呼吸や「整う」意識の大切さ、深い声の出し方、声と身体のつながり、子どもに届く声、人間関係が豊かになるヒントなどが挙がりました。

もっと知りたいこと

日常の中での呼吸や発声、さらに実践する時間、第二弾の開催、呼吸のキャッチボール、日常で使えるトレーニングへの関心が寄せられました。

「声」は、つながりを取り戻す入口になる

今回のレッスンで印象的だったのは、声の技術そのものよりも、身体がゆるみ、呼吸が通り、場の空気が少しずつやわらいでいくプロセスでした。

ひとり親サポートよこはまさんが大切にしているのは、必要な情報や制度につなぐことだけでなく、「ひとりで抱えなくていい」と感じられる場をつくることなのだと思います。 その場に、声と呼吸のレッスンという形で関われたことを、CoeCoqとしてとても嬉しく感じています。

親御さん自身が少し楽になること。
そのやわらかさが、家族や地域との関係にも少しずつ届いていくこと。

声は、その入口になれるのかもしれません。

ひとり親サポートよこはまさんの取り組み

ひとり親の方が、暮らしや子育て、仕事、地域とのつながりをひとりで抱え込まないために。
相談や講座、情報提供を通じて、日々の生活に寄り添う支援を行っています。

※この記事では、参加者の個人情報や個別の相談内容には触れていません。